平成19年6月29日のこと
A氏が道場に参拝にきたときのこと、道場で同家先祖の霊供養を行い、念仏を唱えているとき、私の手が勝手に動き何度も大徳寺銅輪(鐘)を打ち鳴らしたので、鳴らした私自身が不思議に思っていたが、「鳴らした鐘の数と同数の無縁仏がA氏についてきた、今、その供養をしている」のだということが分かった。
さらに「A氏の家の中を通る多数の無縁仏がおり、その中には、邪魔(金縛りなど)をするものもいるが、祈祷された好文木の香りを受け、お経を聞き、成仏していくものもおり、これらは、A氏を公私にわたり応援をしている」ということが分かった。今まで、無縁仏は、いかにして祓えばよいのかを決めて祓うべき、祓えないときは敷地内にお地蔵様を安置して供養する、通過する無縁仏には迂回路を作ってやる等の方法があると思っていたが、そればかりではなかったようである。改めてこれまでの修行のなかで見聞したことを思い返していたら、かつて故中野晃道師(八女市祈祷院)が信者が持ち込んだ魑魅魍魎と思えるものを祓わず、そのまま居間で預かり供養を行い、逆に師自身がそれらに守られているのを見たことがあった。これとよく似たケースであった。
A氏は、長男が帰省したとき「この家は得体の知れない騒々しさがありよく眠れない」と言って泊まりたがらないので、「この家を人に貸して、自分はアパートを借りた方が良いのではないかと思っている」と言われたが、霊的には、今は、邪魔をしている無縁仏は少なく、むしろ応援をしており、移転すべきではない。
無縁仏を供養し、無縁仏に応援させるほどの力を持っている祈祷済み好文木の香の力を改めて教えられた感じがする。
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