2007年9月1日土曜日

「金峯山寺」の本を小学館と朝日新聞社が発刊

平成19年8月29日のこと
 某様から次の文面の手紙が届いた。
 「古寺を巡る金峯山寺の本を読みました。この本を求めるために本屋に行ったとき、朝日新聞社からも同じような金峯山寺の本が出版されていたので思わず購入してしまいました。これらの本を読んであらためてありがたい気持ちになりました。護身乃柵を持っているTさんにも見せたら同じようなことを言ってました。子供がもう少し大きくなったら桜や紅葉の季節に吉野山に行ってみたいと思っています。」
  この「古寺を巡る金峯山寺」という本は、「小学館ウィークリーブック・週刊古寺を巡る21・金峯山寺」のことである。日本の古寺を50冊の本で紹介したなかの一冊で、教えや美術品、歴史等を豊富な写真を挿入して説明してある。表紙には、秘仏「蔵王権現」の上半身の写真が掲載され、そのいかめしくも慈悲に溢れるお顔がひときわ目を引く。全山が御神木である桜で覆われる修験道の聖地吉野山、そして熊野までの大峯奥駈修行の路等わかりやすく紹介されている。
  また「朝日新聞社からも」と書いておられる本は、「朝日ビジュアルシリーズ・週刊仏教新発見06・金峯山寺」のことである。日本にある七万五千以上あるお寺の中から有名寺院30寺院を選び紹介したなかの一冊で、伽藍などの建造物や仏像、仏画、風景、歴史、行事などの謎と不思議を豊富な写真とともに新発見として紹介されている。表紙には、ほぼ全身に近い秘仏蔵王権現の写真が掲載されており、合掌せずにはとても手にすることができないほどのものである。確かに某様が「桜や紅葉の季節に吉野山に行ってみたい」といわれるように、桜、そして紅葉の中に埋もれるように聳え立つ金峯山寺の本堂蔵王堂の写真はすばらしい。五條順教の一言法話もある。
  この二冊をそろえると、修験道と山伏、修験の聖地吉野山、総本山金峯山・本堂蔵王堂と本尊蔵王権現、開祖役小角、大峯奥駈、大峰山の護持院等の概要がわかる。

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