2007年9月11日火曜日

「花鳥花瓶」1対の水漏れの意味

  今夏は、猛暑で、仏壇に置いている「花鳥五具足」のうちの、二つの花鳥花瓶に活けた生花が長持ちしないので、水を入れずにドライフラワーを活けたりすることもあった。
  9月9日朝は、菊の生花を活けた。そして、香が日常勤行をしたとき、花瓶を置いている下壇の引き出しに敷いている金襴耐火板が水びたしになっていることに気づいた。さらに、溢れた水は、その下壇に置いている過去帳の表紙をも濡らしていた。
  あわてて花瓶をひいて調べたところ、対の花瓶の二つとも水漏れを起こしていた。肉眼ではどこに穴が開いているかはわからないが、水を入れずに使用したりしていたので、花瓶の底の溶接部分が腐食し、ちょっと見たくらいでは分からないくらいの隙間ができているのではないかと思う。急いでこの花鳥花瓶と同じ大きさのものを1対注文した。納品されるまでの間、またドライフラワーを入れておくことにした。
  翌日、知人から電話があり、「会社を退職しました、11月に先生を郷里に招待しますと言ってましたが延期させてください」と言われた。昨日花瓶の水漏れがあったとき、なぜか、この人のことが脳裏に浮かんでいた。11という数字の形は1対を表しており、この水漏れの意味は「今、脳裏に浮かんだ人と交わした11月の予定は水に流れる」というお知らせだった。また、花瓶の底抜けは、この人が会社から抜け落ちたというお知らせだが、新しい花瓶を買い替えると、すぐに新しい会社に転職、活路が開けるということのお知らせでもあった。
  私は、この人は今の会社で最後にとても価値のある仕事されたのではないかと思い、その仕事のマニュアルを大事にしておくようにと言った。その意味をすぐに理解されたようで、「よい仕事をさせてもらいました、その仕事をしてた得たノウハウが先生の役にも立つようでしたら役立てたい」と言われた。11月の旅は延期されたものの、この人からそれに代わる新知識を頂くのかも知れない。

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