平成19年9月17日のこと
9月9日重陽の節句の日に、仏壇に置いていた花鳥模様の花瓶一対がともに水漏れしたので、新たな花鳥花瓶を発注していたが、本日その花瓶が届いた。
この新しい花瓶と入れ替えるとき、小4の有が、水漏れした方の花瓶を手にして彫りこまれている絵柄を見ながら、「この花は梅だから、この鳥は鶯だね」と言った。そういえばそうで、今まで考えてみたこともなかったなと思った。さらに、私が「この花瓶は仏具店に引き取ってもらう」と言うと、「鳥は、飛ぶものだから、ここでじっとしているより羽ばたいて飛び立つほうがいいよ。この鶯は、今から飛び立って行くんだね。」と口にした。とにかく有のこういった突拍子もない発言に驚かされ、かつすばらしい発想をすると思うことがある。
この言葉を聴いて、長い間、仏壇を輝かしてくれたスマートな絵柄の花鳥花瓶に感謝の合掌をして送りだすことができた。これからは、少し絵柄の大きな新世代の花鳥花瓶が新たな光明を輝かしてくれるものと思った。
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