2008年10月25日土曜日

博多座はミス・サイゴン上演を想定して設計

  ミュージカル「ミス・サイゴン」の観劇予約日のキャストを見ていたら、ジジ役は、桑原麻希と書いてあったので、桑原麻希の力強い声量とダンスステップを観賞できると期待していたが、今日改めてキャストを見直したら池谷祐子に替わっていた。桑原麻希は、どうも今回の博多座公演には参加しないことになったようなコメントがあり少し残念。
  桑原麻希と入れ替わって出演することになった池谷祐子のことは、まったく知らないが、東宝ミュージカルアカデミー第1期生で、彼女が歌う「THE MOVIE IN MY MIND」の声調はすばらしく、ジジの切ない想いや苦難に立ち向かおうとする勇気が伝わってくるという。このことを耳にして、新たな楽しみができた。
  ところで、なぜ、博多座は、その開場10周年の節目にあたる記念公演に「ミス・サイゴン」を選んだのだろうと思っていたが、今日手にした雑誌「World Joint Club vol.33」の「ベトナム⇔福岡」の頁を読んでいてやっとその意味が理解できた。
  この雑誌には、「オリジナル版ミス・サイゴンの上演には大がかりな装置を要するため、これまで国内では帝国劇場のみで上演されてきました。しかし博多座は計画段階から本作の上演を想定して設計されており、10周年という記念の年に、ついにその夢を叶えることになった」と記されていた。
  確かに実物大のヘリコプターが登場して爆音を響かせる舞台装置など、スケールが大きい。博多座は、既に10年前にそこまで想定して建設されていたのか、改めて認識しなおした。
※画像は池谷麻希。「博多座ミス・サイゴン」http://www.tohostage.com/miss_saigon/top.htmlからお借りしました。

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