2008年4月25日金曜日

村上元労相・試練超克(武士の精神)

  4月7日に「村上元労相の実刑判決を残念に思う」というブログを公開したところ、当の村上正邦氏がこのブログを読まれたようで、村上氏から返事(封書)が届いた。
  「ありがとうございます。最高裁の上告棄却が決定された後、親しい友人から(中略)呼び掛けが有り(中略)帰福(中略)。久し振りに英彦山神宮に参拝(中略)。福岡の友人達との集いに、T氏(注:原文実名)も出席頂いており、K先生(注:原文実名)との思い出を語り合って参りました。この裁判は上告棄却の決定が下されましたが、無罪を勝ち取る為、死ぬまで闘ってまいります。合掌」と記されていた。
  文中のK先生は、今は亡き元文部大臣で、T氏はその元第一秘書。私は、年に一度T氏主催で開かれるK先生元秘書会の宴会に出かけているが、そのつど、一度は国政を目指して戦い破れた後、政治の世界から大きく離れ、自分がどんどん小さくなってしまったような思いにとらわれる。
  私のことはともかく、封書を読んでいて、村上氏の悲壮とも言える痛恨の極みが伝わってきたので、その一部を掲載させていただいた。現在の混沌とした政治状況を打破できるようなすぐれた政治家が裁かれて、国政の場から消えて行くことは、国にとって大きな損失であると思っている。
  もう一通、すばらしい達筆の署名入りで、現在の村上氏の心境を歌に託した文が同封されていた。
  「花吹雪我が一生の試練なほ」
  「咎めなき我が背なを押し花嵐」
  「またまみゆる時を糞(ねが)ひてさくらかな」
烈々たる武士の精神をもってこの試練を超克するという村上元労相の心境が伝わってくる。  

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