2007年2月4日日曜日

本山節分・雛飾・若杉眺望

 「福は内、鬼も内」の本山節分会・・・
昨日節分で孫が「鬼は外、福は内」と言ってまいた豆が庭に散らばっていた。修験道の総本山金峯山寺では、「福は内、鬼も内」と言う。節分で追い出された全国の鬼が金峯山に集まるという。そういえば修験道の開祖役の行者には前鬼、後鬼がつき従っている。お祓いをするとき、払われるものの行き先を決めて行わないと失敗するが、「鬼も内」は、このことを暗示しているようにも思える。全国で追い払われた鬼の行き先は金峯山と決められているから、各家で鬼を追い払っても、追い出された鬼が帰ってきて災いを起こす心配はない。

 雛飾り・若杉山眺望・・・
旧道場内殿に飾り付けた。年一度の年中行事だが、雛段の組み立て方を思い出すのに時間がかかった。間(期間)があくと勘も鈍る。間と勘は、ともに「かん」と発音。間があいても勘が鈍らないように常に心がけておかねばね。雲ひとつない晴天に恵まれ、旧道場の窓から「若杉山」がきれいに眺望できた。若杉山は頂上の太祖宮を中心に、北谷は建正寺観音堂や伝教大師堂(坐像安置)を中心とした天台宗の霊場、南谷は真言宗の霊場があった。南谷には大正年間に篠栗八十八か所も開かれた。なかなか近くにあっても登らない。

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