2007年10月26日金曜日

緒方1・・・緒方町への誘導

平成19年10月14日のこと
  念願であった大分県豊後大野市緒方町に日帰りで行った。直入から先は、地図に載っていない山間道路をどこをどう通ったかわからないまま車を走らせた。やがて「左神角寺、右朝倉文夫記念館」の表示のある三つ角に出て右に曲がった。
  神角寺は、機会があれば訪れたい真言宗の寺院で、現在、大友氏が建立した宝形屋根の本堂(国指定文化財)が残っている。
  1196年豊後守護職大友能直の入国に反抗した豊後大神姓大野泰基は、豊後武士団棟梁の同姓緒方三郎惟栄を失った後、残された武士団を結集して神角寺に立て篭もり奮戦したが、大友一族の古庄四郎亘能(重吉)に討たれた。豊後武士団は、源平の戦いで源氏方に味方して平氏滅亡への功績をあげたが、鎌倉幕府成立後は、源氏の大友氏入国に反抗しその多くが壊滅した。大友能直は、その武士団の怨霊を鎮めるために、後に緒方二の宮八幡社に緒方三郎惟栄と大野泰基の霊を祀ったという伝説がある。
  当初、朝地町志賀から緒方町志賀に入るつもりにしていたが、もうこの先は地図を見ずに神任せで運転しようと思ったら、気分が楽になり、予定していた以外の道を通って緒方町に入った。

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