2008年2月24日日曜日

尾形智矩さんの逝去を悼む

  昨年10月26日のブログ「緒方9…緒方荘志賀へのこだわり」の①の冒頭に「かつて私の知人に尾形智矩(苅田町)という衆議院議員がいたが、この尾形は緒方と同じ発祥で、古代の海人族で体に蛇の尾の入れ墨をしたことから起こった姓である」と書いていたが、今日の毎日新聞の日誌欄に、この尾形智矩さんの訃報が載っていた。
  そこには、「尾形智矩さん71歳、元福岡県苅田町長、元自民党衆議院議員、町長から衆議院議員に転じた後、現職町長の告発で住民税の不正流用疑惑が表面化。東京地検特捜部が乗り出したが不起訴処分になった=20日」と掲載されていた。
  この不正流用疑惑事件の背景には、反尾形派との政治的対立があったのだと思うが、この事件を契機に彼が国政から退去したのが残念であった。まだ40歳代だったと思う。人は絶頂期に有頂天になり、それを快く思わない人たちに陥れられたり、自ら落とし穴に落ちることがあるので、自重と用心が肝要である。その後、町内には支持する人も多く苅田町議として活躍されたのは救いであった。
  彼とは、青春時代にともに東京で過ごしたが、彼は友愛青年同士会を組織しそのリーダーとして、また私は未来を開く青年会議を創設し政治活動に青春の情熱を燃やしたなかであった。私は、30歳代のある時期を境にして政治活動からまったく離れてしまったものの、この両組織からは多くの政治家が育った。現在も衆議院議員や県議会議員として活躍している当時のメンバーもいる。かつての青年も今や老年、若いときはただひたすら前を向いて突き進むだけで、自分が歳をとることなど考えもしなかった。
  尾形智矩さんの逝去を悼みます。

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