2008年6月6日金曜日

蓮華会「人型」供養申込み

  家族及び縁故ある人たちと「人型」供養の願い事を書き、奈良県吉野山の総本山金峯山寺にまとめて送ることにした。
  「人型」というのは、人の形を描いた紙のことで、「人型」に自分の住所、氏名、年齢を書き、自分の身代わりに見立てます。そして、願い事を記入し、息を吹きかけたり、あるいは全身をなでたりして、この「人型」に自分の願いを託すのです。先祖供養や回向のために行うこともできます。
  この「人型」供養は、修験道の開祖役の行者尊が、かつて金峯山浄土といわれた大峯連山の最高峰山上ヶ岳に千本塔婆を立て、人々の現当二世の安楽を祈念されたことが由来になっているそうです。
  現在、この「人型」は、役の行者のご縁日である7月7日に行われる蓮華奉献に際して、金峯山浄土の総本尊金剛蔵王大権現をいただく金峯山寺蔵王堂の御宝前で挙行される採灯大護摩供の炎のなかにくべられ、祈願成就を祈念される。
  私もかつて青年修験僧・行者であった頃は、この蓮華奉献峰入りや大護摩供に参加、奉仕をしたこともあったが、今は昔となりつつある。まだ気力、体力のあるうちに再起したいものだ。

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