2008年3月15日土曜日

博多座で「ミス・サイゴン」を成功させる会に入会

  ミュージカル「ミス・サイゴン」は、2009年1月5日~3月15日に博多座10周年記念公演としてロングランされる。時代背景はベトナム戦争終末のサイゴン陥落前後頃のことで、ベトナム人少女キムと米兵クリスとの愛と別離、再会を巡る悲喜劇を「究極の愛」として表現するミュージカルである。
  昨年公演された「レ・ミゼラブル」に出演したキャストも多数出演し、ダブル・キャストになっている。先日、原田優一(クリス役)と知念里奈(キム役)が来福し行ったデモストレーションをTVで見たが、私は、ファンの新妻聖子がキム役で出演する日に観劇したいと思っている。
  私の青年時代は、ベトナム戦争の勃発とサイゴン陥落による米軍撤退の時期と重なっており、この戦争を巡る平和、人権などに対する論議は、避けて通ることのできない時代の関門でもあった。その論議に明け暮れるなかで政治家を目指していた当時の思い出は、現在、加齢を重ねていくうちに霞の彼方に消え去ってしまった。今は、あの頃の燃えたぎるような情熱は何だったのだろうかと思う程度である。
  「ミス・サイゴン」を演じている若いキャストたちは、実際のサイゴン陥落のときには、まだ生を受けていなかったと思う。こういう若い人たちが、今、サイゴン陥落に関わる悲喜劇を演じているのだと思うと、このような若い人たちが演じているミュージカルを観賞することで、自分の青年時代の情熱と挫折の一端を再確認することができるのではないかとの思いがある。
  この思いから、このロングランが成功してほしいと願い、博多座で「ミス・サイゴン」を成功させる会に入会登録した。

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