元旦に届いた年賀状を整理をしていて、元ソフト会社社長鈴木俊也氏(86歳)から届いた年賀状の賀詞に目が留まった。「一昨年12月に、29年勤めた会社を引退して、昨年初めから次の新しい人生へ踏み出しました」と書かれていた。自らが立ち上げた会社を子息に譲渡された後も、このまま隠居するのではなく、新たな新規事業開発に取り組んでおられていたのである。老いてなお意欲を忘れず社会に貢献する、この姿勢と意欲は尊敬に値する。
昨年5月に図書を出版されたが、その題名が「必ず良運に恵まれる!招運四条件」(文芸社刊\1,575円)となっていたのでかなりびっくりした。とてもソフト会社の社長であった人が書くような題材には思えなかったからである。これまで交友してきた間に、この題名に類したような会話を交わしたような記憶がない。
氏は、70歳代前半に心臓の手術を3回受けられたが、3回目の手術を受ける直前に、奇跡とも言える偶然が重なって心臓の名医に出会うことができた。この名医に出会うことなく、3回目の手術を1~2回目の手術と同じ方法で行っていたら現在生存していなかっただろうという。この偶然の出来事は、まさに必然の出来事であり、これは良運がもたらしたものだといわれる。
そして、人間の運の良し悪しはその人に備わった何か大きな力によってもたらされる。その力を「サムシング・グレート(村上和雄)」といい、その力を享受し良運を切り開くには4つの条件がある。この運の原理を理解し多くの人が運の良い人間になってほしいとの思いから、この著書を発刊されたようである。
4条件とは、素直であること、感謝の気持ちの強いこと、プラス思考であること、努力ないし積極性の強いこと。
そんなことかと思うかも知れないが、私たちは、案外そんな当たり前のことと思うことを日々実行しているかというと疑問である。これが自然の摂理に適うものだとしたら、実行してみましょう。実行することによって自分の近くに運の良い人が集まってきたら、良い運が良い運を呼び込みより強い良運の持ち主となって行くでしょう。
多くの人に一読をお勧めします。
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