2008年5月6日火曜日

「篤姫」でお近をシックに演じるともさかりえ

  NHK大河ドラマ「篤姫」は、篤姫の大奥入城でいよいよ中盤に入るが、毎回観ていて癒されると思う役柄を演じている女優がいる。小松清猷の妹お近(ちか)役のともさかりえ(28歳)だ。
  お近は、香道を通じて篤姫と気持ちが通じあえる仲となったが、香道には癒し効果があると考えられるので、香道をたしなんだお近には癒しの力があったと考えられる。ともさかりえは、この癒しの力のあるお近役を実にみごとに演じていると思う。
  ともさかりえが出演したドラマを観たのは、連続ドラマ「ロッカーのハナコさん」(2002年と2005年)以来のこと。「ロッカーのハナコさん」では、毎回爆笑させられていたが、今回は、時代劇で主役ではなく目立たずシックな役である。このお近の素直で謙虚でかつ芯の強い姿がにじみ出ており、彼女が出てくる場面になるとホッとする。
  お近は、瑛太(えいた)が演じる7歳年下の肝付尚五郎(きもつきなおごろう)、後の小松帯刀(こまつたてわき)を婿に迎え、小松家を守るが、やがてくる幕末の動乱のなかで薩摩藩家老となった夫は薩長同盟の立役者となり篤姫に刃を向ける立場となって行く。お近は、かつて篤姫とはその姉のように相談に乗り親交が深かったので、このような情況のなかで、ともさかりえがこのお近の役をどのように演じるのかに期待している。
 ※画像は、大河ドラマ「篤姫」の登場人物http://www.nhk.or.jp/taiga/cast/cast1.htmlからお借りしました。

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