初めて妻とフタタ志免店に行った平成19年11月23日のこと。この店のことは、娘から聞いた。
店舗内に入り、ハーフコートを探していたら、女性店員が寄ってきて「コートをお探しですか」と声をかけられたので、「はい」と返事したら、すかさず「こちらのはいかがですか」と言われた。「レザーは好きじゃない」と言うと、すぐにその横にあったポリエステル生地を勧められた。店員が私の背格好を見て、手にされたものを試着したら、寸法も丁度で、着心地もよく、即座に見事な見立てだと思った。
「このコートは、当店の推奨品で、軽くて着心地もよく、中の生地は取り外しができます」「今は、オープンセール中で、お買い得です」などと親切に説明をされた。客扱いの上手な店員だった。もちろん即決で購入した。
妻が支払いをしている間、玄関付近つるしてあった安いネクタイを手にして見ていたら、妻がその店員と近寄ってきた。実は、その横に吊るしてある靴下を、「今、靴下5足セットを特価で販売していますが、いかがですか」と勧められたためだった。
さらに、「ネクタイをお探しですか」と言って、すぐにネクタイを手にして「これなどいかがですか」と言われた。こんなに安いネクタイまで選んでもらい恐縮したが、見ると流行色のセンスのよいものを選んでおられた。その販売熱心さもさるものながら、見立ての速さにも感心した。
ポイントカードも勧められ作成した。考えてみたら、この店員の勧められたものはすべて購入していた。支払いが終わった後、玄関まで買ったものを持ってきてくれた。
初めてこの店に来たが、この店員のソフトタッチのそつのない対応や、それと感じさせない販売意欲は、この人の持ち味なのだろうと思った。妻も、ほんの少し予定外の買い物をしたけど、この店員の対応には「感じの良い人」と言って満足していた。社員教育をしっかりされ、よい店員を雇われている店だと思った。
私は、この店員を見ていて、昨年、順次、私の許を巣立っていった4人の女子社員のことが思い浮かんだ。この4人も、この店員と同じくらいすばらしい天性と個性の持ち主で、感じがよく、多くの客から好かれ、評判の高い人たちだった。
この日、わずかな買い物ではあったが、フタタ志免店で買い物してよかったと思った。
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