2008年2月25日月曜日

フィギュアは村主章枝と太田由希奈を応援

  HDDに録画していた四大陸フィギュアスケート2008フリー(2月16日TV放送分)を観た。といってもその全部を観たわけではなく実際に観たのは、表情のアーティストといわれている村主章枝の演技だけである。
  8年以上前からの村主ファンとして、村主の演技の観賞だけは欠かせない。特に彼女のスパイダルシーエンスの流れはとても流暢で美しい。この村主は、既に27歳。現在20歳前のスケーターが主流になっているこの世界でよく頑張っていると思う。
  村主は、「長い間やっていれば色々なことがあると思う(もしもスケートと出会っていなければこんなに苦しむことはなかった)」、「過去は変えられないけど、それを生かして次に臨むことはできる(もしもスケートと出会っていなければ滑る喜びを表現することはできなかっただろう)」、「スケートをしていてすごく学ぶことがいっぱいある、それがスケートをやっている理由、スケートは人生の勉強」と言い切る。
  試合に勝ち負けはつきものだが、勝っても負けても、スケートができる間は滑り続けたい、これが自分の人生だといって、常に前向きに生きて行こうとしている彼女の決意が、その演技のなかに現れているので、観ていて励まされる。
  ついでにいうと、女子フィギュアスケーターで応援している選手がもう1人いる。それは法大の太田由希奈(21歳)である。
  2004年の四大陸フィギュアスケートで優勝したが、その後、右足首を痛めリンク上から姿を消していた。現在もその傷は完治はしていないらしいが、それでも滑り続けようという情熱があり、昨年復帰して全日本選手権に出場していたので嬉しかった。成績はかつてのようには振るわなかったとはいえ、氷上のミスエレガンスといわれている彼女の優雅な演技は健在であった。ジャンプではないイーグルがすばらしく、特に持ち味のひとつであるスパイダルが優雅である。

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